-タグのひみつ-
2016年3月からmoilyの商品タグが新しくなります。
カンボジアのkumaeが作るバナナペーパーです。
ずっとずっとタグにもこだわりたいと思っていながらも、ピンとくる紙がなく普通の紙で済ませていました。しかし最近お洒落でナチュラルで“カンボジアの大地と手しごと”というmoilyのコンセプトにもぴったりなとってもすてきな紙に出会ったので、こちらの紙に変更することにしました!
工房では、実を取った後は不要になるバナナの木を村から集め、何時間も煮て柔らかくし、潰し、細かくし、紙に仕上げていきます。もちろん一切機械を使わず、すべて手仕事です。この1枚の紙が出来上がるためになんと3日もかかるそうです。
ぜひ、moilyの商品をお手に取っていただいた際にはタグにも注目してみてください。
バナナの繊維が残り、自然の温かさを感じる、心がほっこりするタグです。
このバナナペーパーはkumaeという社団法人が手掛けているもので、シェムリアップのゴミ山から100mほどしか離れていない村で作られています。
代表の山勢拓弥さんは2013年カンボジアにあるゴミ山にはじめて訪れました。ゴミ山の環境やそこで働く人のことが気になった山勢さんはそれから毎日ゴミ山へ通い、缶やペットボトルなどを集めて働いているカンボジアの人たちと仲良くなっていきまs。
そこで目にしたのはゴミに紛れているガラス片や、注射器でけがをする人たちでした。「こんな状況でもなぜここで働くのか?」と尋ねると、「村に仕事がないから。」という答えが返ってきたそうです。
これを聞いた山勢さん、「なんとか村に仕事が作れないか?」と考え始めます。ゴミ山のような劣悪環境とは真逆の、自然の中から何か作り出すことは出来ないか模索し、たどり着いたのがバナナぺーパーでした。2014年12月から本格的にバナナペーパーづくりをはじめ、今はカンボジアの女性7名と日本人スタッフ2名が働いていらっしゃいます。
何もないところから、ここまでの体制を作り上げた山勢さん、実はカンボジアの大学に通う現役大学生‼私(池宮)より6歳も年下です。恐るべき行動力と、実行力。
ぜひみなさんkumaeのこれからの活躍に期待しましょう。そして、バナナペーパーの注文もHPより受けているようです。ぜひHPもご覧ください。